犬はなぜおしっこをするとき片足をあげるの?
散歩中、電柱や壁などに片足を上げながらおしっこをする犬。よく見かける光景ですが、そもそもなぜ片足を上げておしっこをするのでしょうか。これは、他の犬の鼻の高さにあわせて、おしっこでニオイをつけることで自分のなわばりを主張するためのマーキング行為といわれています。基本的にこのマーキング行為はオス犬特有のものですが、片足を上げておしっこする気の強いメス犬も稀にいます。オス犬は、片足を上げて様々な場所におしっこをすることで、他の犬に自分の存在を知らせます。おしっこのニオイによって、その犬の大きさや性別、年齢や性質までも他の犬は知ることができます。そのため、そのニオイを嗅いだ他のオス犬は、自分よりも強い犬かどうかを判断し、自分の方が強いと判断した場合、その上から自分のおしっこをかけて自分のなわばりであることを主張するわけです。
また、片足を上げておしっこをする際に、できるだけ片足を高く上げておしっこをして、できるだけ高い位置にかけようとします。高い位置におしっこをかけた方が、体が大きいと思われるため、背伸びしてでも高いところにおしっこをします。なかには片足だけではなく両足を上げほぼ逆立ち状態でおしっこするオス犬もいるほどです。あとの犬にニオイを消されないように、自分を少しでも大きく見せるために高い位置におしっこをするわけです。
イヌの祖先であるオオカミの場合、オオカミの群れの中ではリーダー格のオスオオカミのみが片足を上げておしっこをします(リーダーではない他のオオカミはしゃがんでおしっこします)。このことから、あなたの愛犬が片足を上げておしっこするのは、自分はリーダーであると思いこんでいるからです。このことから、片足を上げておしっこするイヌは、なわばり意識や社会的支配力が強いともいえるわけです。
一般的にイヌは、生後しばらくはオスであってもメスであってもしゃがんでおしっこをします。生後半年程度で、オス犬に分泌されるホルモンの影響によって片足でおしっこをするようになるといわれています。もちろん個体差があるので、成犬になっても全く片足を上げずにおしっこするオス犬もいます。もっとも、高々と片足を上げておしっこしていたオス犬であっても、年齢を重ねていくと、徐々に足が上がらなくなるので最終的にはメス犬のようにしゃがんでおしっこをするようになります。
ドッグトレーナーにしつけを任しているけど全然いい子にならない・・・
訓練所に預けていい子になって帰ってくるけど、しばらくするとまた言うことを聞かなくなってしまう。それは、あなたの愛犬が本当の意味での「しつけ」ができていないからです。しつけとは、飼い主さん自らが愛犬と向き合って信頼関係を築く行為です。それがしっかりできていないと、いくら訓練所に預けたとしても意味はありません。飼い主自らが実践すべき犬のしつけ法をわかりやすく解説したサイトが「プロに頼まずに飼い主だけで実践できる犬のしつけ法」です。気になった方は是非覗いてみてください。
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