寝ている姿でわかる犬の本音
生物ピラミッドの中では犬は、食物連鎖の上の方ではないので、完全に安全が保障されていない場合、安眠することはありません。つまり、野生ではなく人に飼われるペットであっても、飼い主への信頼がなかったり、環境に不安があったりすると、眠りは浅いものになってしまいます。理想の睡眠は、ちょっとやそっとの刺激では起きないくらいが丁度いいのです。安眠は長い目で見れば長寿につながるのでとても大切です。安眠のための寝床を愛犬に提供することは必須です。犬は、環境に安心感が足りないと感じるとソファやベッドの上といった高い場所を寝床に選ぶようになります。つまり外敵をいち早く発見できる場所を好むようになるので注意しましょう。
一般に成犬の平均睡眠時間は約12時間です。飼い主が日中仕事などで朝から夕方まで不在の場合、飼い主と一緒にいられる時間はできるだけ起きていようとするので、どうしても夜遅くまで起きてしまう夜型犬になってしまいます。朝早くから起こしてきて、夜もずっと遊んではしゃいで犬も、飼い主が不在のお留守番のときに爆睡しているので気にしなくても大丈夫です。
◆熟睡している犬の寝姿の見分け方
基本的に眠ってときの犬は無防備です。熟睡している場合は、つついたり、なでたりする程度の刺激では起きません。だからといって、愛犬が熟睡しているか触って試すのはNGです。なぜなら、睡眠中のわんこはいわば無防備状態。無防備状態のときは反射的に防御行動をとってしまうため注意しましょう。一般的に熟睡している子は、のび~っとした姿勢で寝ています。四肢や胴体が伸びた無防備な体勢なら熟睡中といえます。また、野生ではありえないおへそを天井に向けたポーズで寝ている子は、究極のリラックス状態といえます。
逆にちょっとした物音ですぐに起きるわんこや、寒くもないのに手足を出さずに小さくまるまって寝ているわんこ、眠っているときも耳が音に反応して耳をピクピクさせるわんこなどは、緊張していて安眠していない可能性があるので注意しましょう。
◆飼い主と一緒に寝ているときに愛犬の位置で本音がわかる
就寝時やお昼寝タイムに愛犬と寄り添って寝るのは、本当に至福の時間です。しかしながら、冷静に観察してみると愛犬が寝ている位置で、飼い主に対してどのように考えているのかがわかります。一緒に寝ているときに確認して、愛犬が自分のことを本当はどう思っているのかのぞいてみてください。
1.飼い主の顔や胸の位置で寝ている場合は...
基本的に飼い主よりも自分のほうが偉いと勘違いしていますが、環境に安心できないため神経を張りめぐらしているケースが多いです。顔の近くだと飼い主のことを頼りなく思っており自分自身で身を守ろうとしていますし、胸の上の位置に陣取っているなら自分がリーダーと勘違いしている可能性が高いので、すぐさま犬の位置を変えるようにしましょう。
2.飼い主のお腹あたりの位置で寝ている場合は...
飼い主のお腹あたりで一緒に眠るわんこは、飼い主のことを同等の相手とみなしています。ある意味、気心のしれた仲の良い親友関係ともいえなくもないので、そのままでも問題ありません。
3.飼い主の足元で寝ている場合は...
飼い主の足元やおしりの周りで落ち着いて寝ているわんこは、飼い主を尊敬しており飼い主のそばで寝かせてもらっている謙虚な気持ちであるケースが多いです。安心して、このまま継続して愛犬との信頼関係を続けてください。
ドッグトレーナーにしつけを任しているけど全然いい子にならない・・・
訓練所に預けていい子になって帰ってくるけど、しばらくするとまた言うことを聞かなくなってしまう。それは、あなたの愛犬が本当の意味での「しつけ」ができていないからです。しつけとは、飼い主さん自らが愛犬と向き合って信頼関係を築く行為です。それがしっかりできていないと、いくら訓練所に預けたとしても意味はありません。飼い主自らが実践すべき犬のしつけ法をわかりやすく解説したサイトが「プロに頼まずに飼い主だけで実践できる犬のしつけ法」です。気になった方は是非覗いてみてください。
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