普段の居場所でわかる犬の本音
愛犬が最も長く過ごす場所が、我が家です。とはいえ、あなたは自分の愛犬が部屋でのんびり過ごせていると本当に思っていますか?部屋の中で愛犬が「いつもここに居るなあ」とか「この場所が好きなのね」と思うような場所をいまいちど思い返してみてください。犬も人間と同様に自然体でいられる自宅の中は、犬の本音が最も見えやすい空間です。お気に入りの場所で、その犬が常日頃我が家でどのように考えているのか本音を知ることができるのです。
愛犬が家の中ではいつものんびりリラックスしていると思ったら大間違い。飼い主が思っている以上に不安や緊張をもって暮らしていることがわかるかもしれません。愛犬のお気に入りの場所を以下の中から選んで、犬の本音を知ってください。
◆「窓ぎわ」がお気に入りだと...
一見するとひなたぼっこしているように思いますが、じつは外を常に警戒している可能性が大です。外の通行人やバイクに対して吠えるようなら、誰よりも先に不審者を発見し追い返そうとしているので完全にリラックスしてはいません。少しでも緊張をほぐすためにカーテンなどで外を見えなくしたり、クレートを用意するなどして工夫しましょう。
◆「飼い主のそば」がお気に入りだと...
部屋の中ではいつも飼い主にくっついていると、飼い主さんが大好きなんだなあと思いがちですが、多くの場合、飼い主であるあなたの監視が目的です。自分の見ていないところで、飼い主が勝手なことをしないか、しらないうちに出かけたりしないかなど、見張っていたいという気持ちが強いです。あまり愛犬に信頼されていないともいえるので注意しましょう。
◆「部屋のまんなか」がお気に入りだと...
部屋の隅々まで見渡せる部屋のまんなかは、場所の優先権が芽生えてしまうスポット。もしあなたの愛犬が、よく部屋のまんなかを陣取っていることが多いとしたら「ここはボクのテリトリーさ!」とアピールしている可能性が高いです。その状態を放っておくと群れのリーダー意識が強まってしまい、飼い主との立場が逆転することになりかねないので注意しましょう。
◆「部屋の出入り口」がお気に入りだと...
部屋の入り口や玄関などに愛犬がいつもいる場合は、一見すると外出中の家族を慕う気持ちととらえられがちですが、じつは「本当に戻ってきてくれるの?」という不安感や「勝手に置いていかないで」という抗議の場合が多く、嫌がらせでその場にオシッコするわんこも。十分な信頼関係が築けていないともいえるので、飼い主と愛犬の関係性を改めて見直した方がよいです。
◆「ソファの上」がお気に入りだと...
ソファのフカフカした感触が好きなのねと勘違いしがちですが、実際のところ犬が高い所から監視しているだけです。ソファ以外でも高い場所に上がりたくなるのはよくない傾向だといえます。今の環境に不安があり、いち早く危険を察知したいがためにあがっている可能性が高いです。高い場所は本来群れのリーダーがいるべき場所で、そのままにしておくと攻撃的になる可能性が高いので注意が必要です。
◆「ハウスの中」がお気に入りだと...
サークル内のハウスがお気に入りなら、それはとても理想的であるといえます。常に安心できる場所があるので、心が安定し落ち着いた性格になります。用意してくれた飼い主への信頼も高まるはず。ハウスは基本的に広すぎず狭すぎずがベストです。屋根があれば光の影響も受けにくいので愛犬は安心しやすいです。多頭飼いでも1頭につき1つがオススメですよ。
ドッグトレーナーにしつけを任しているけど全然いい子にならない・・・
訓練所に預けていい子になって帰ってくるけど、しばらくするとまた言うことを聞かなくなってしまう。それは、あなたの愛犬が本当の意味での「しつけ」ができていないからです。しつけとは、飼い主さん自らが愛犬と向き合って信頼関係を築く行為です。それがしっかりできていないと、いくら訓練所に預けたとしても意味はありません。飼い主自らが実践すべき犬のしつけ法をわかりやすく解説したサイトが「プロに頼まずに飼い主だけで実践できる犬のしつけ法」です。気になった方は是非覗いてみてください。
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