食事の態度でわかる犬の本音
「うちの子は好き嫌いが激しくて...」「ごはんの時間になると吠えだす」といった愛犬のワガママな行為に悩んでいる飼い主さんは多いものです。犬との生活の中では、いつ・どこで・何を食べるかを「誰が」決めるかがとても重要です。
犬の群れでは、リーダー以外の犬たちにとって食事はあくまでも決定権を持つリーダーからの分け前をいただいていることなのです。ごはんの時間に愛犬がおねだりする行動を見れば、愛犬の本音が見えてきます。もしかしたら、あなたのわんこは、飼い主であるあなたのことをリーダーとはこれっぽっちも思っていないかもしれませんよ。
◆おすわりして食事を待っている態度は...
行儀よくおすわりしてゴハンを待っている行為は、一見するとお利口に見えますが愛犬からしてみれば「早くゴハン持ってきて!」という要求に他なりません。このとき、飼い主のあなたがホイホイと食事を運んでしまうと「飼い主はボクのいいなりになる」と思わせてしまうので、ゴハンを与える前に「マテ」などの命令をして愛犬がしたがった後に与えるようにしましょう。
◆ゴハンの皿を愛犬自ら持ってくる態度は...
ゴハンが待ちきれずにお皿をくわえて持ってくる行為は、一見お利口に見えますが、この行為も食事の要求行動に他なりません。ここでも愛犬の要求に対して素直にゴハンを与えてしまうと「自分の命令にしたがった」と愛犬は勘違いしてしまい、信頼関係にヒビが入りかねません。この愛犬の行動に対しては、無視して時間をずらしたり、場所を変えたりするなどあくまでも飼い主の都合で食事を与えることをしっかりと理解させます。
◆ゴハンの時間になると吠えてくる態度は...
ゴハンの時間になると吠えてくるワンコはある意味重症です。愛犬からしてみれば吠えることで「早くゴハンをよこせ!」と言っているのとおなじ。食事のルールを決めるのは、犬ではなくリーダーである飼い主でなくてはなりません。日頃から食事の時間をずらして「食事の時間を決めるのはアナタじゃないのよ」とわからせましょう。
以上のように、一見すると可愛く見える食事をおねだりする愛犬の行為も、かわいいからといって素直に応じてしまうと勘違いさせてしまうことを理解しておきましょう。与える前に「マテ!」などの命令コマンドを織り交ぜることで、リーダーはあくまでも飼い主であることをしっかり認識させましょう。
よくあるのが手作り食などの美味しい食事を与えた後、いつものドッグフードを出しても食べようとしない行為です。ついつい飼い主は「食べてくれない」と心配しまいがちですが、この行為自体ほぼ犬のワガママなのです。ここで愛犬の要求に答えてしまうと犬に主導権が移ってしまうので注意しましょう。子供のワガママを言わせない母親の気持ちで食事のしつけをするよう心がけましょう。体調が悪くないなら、1日くらい食事を抜いても問題ありません。あくまでも、リーダーは飼い主であることを愛犬に食事を通して教えてあげましょう。
ドッグトレーナーにしつけを任しているけど全然いい子にならない・・・
訓練所に預けていい子になって帰ってくるけど、しばらくするとまた言うことを聞かなくなってしまう。それは、あなたの愛犬が本当の意味での「しつけ」ができていないからです。しつけとは、飼い主さん自らが愛犬と向き合って信頼関係を築く行為です。それがしっかりできていないと、いくら訓練所に預けたとしても意味はありません。飼い主自らが実践すべき犬のしつけ法をわかりやすく解説したサイトが「プロに頼まずに飼い主だけで実践できる犬のしつけ法」です。気になった方は是非覗いてみてください。
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